味の違いは解明されずじまい

湯飲みは温めておく。お湯は60℃から70℃位まで冷まし、最後の一滴までしっかり注ぐ。以上が、よく知られている日本茶の美味しい入れ方。

これをきっちり踏襲しても、お店で出してくれるのには到底及ばない。ほどよい濃さにほんのりとした甘さ、その味に感動しては、毎度毎度同じものを買い求めるのだが、自宅で入れたお茶はなぜか、どこかいま1つ。

不思議でしょうがない。ちょっと悔しいのと理由が知りたくて、思い切って店主に聞いてみると、「何もしてないよ」とあっさり一言。

曰く「外から来て、喉乾いてたからとかじゃないかなぁ」。ガハガハと豪快に笑らわれ、しばらく言葉が出なかった。

逆に私の言う「美味しいお茶の入れ方」に、「へぇ」なんて頷いたりして。

「美味しいって言われるのは、嬉しいけどね」と笑って、注ぎ足してくれたらやっぱり味が違う、謎は謎ののまま残ってしまった。がっくし。